プリント合皮使ってみました。

お久しぶりの投稿になってしまいました。その間に新商品の入荷、見本づくり、新規のオーダーが入りました。今回ご紹介するのはオーダーで作ったバッグです。

バッグを使用されるのはデイサービスに通われるお母様用として娘さんがご注文してくださいました。今は既製品のバッグを使用されているのですが、使い込んでてボロボロ状態に…

似たような形を探すもなかなか似たようなサイズ感の物がなく今回オーダーをご希望されました。オーダーする前に事前にサイズを測って頂いていたのでスムーズに製作することが出来ました。

生地は雨の降る日でも持てるようにと、合皮のプリント生地を選ばれました。綿の生地だと濡れてしまいますがこの生地であれば多少の雨はサッと軽く拭けばすむので扱いやすいかと思います。

内側はナイロン生地で軽く丈夫に、ナイロン生地はバッグの裏地で使うと既製品のような仕上がりになるのでゴブラン生地、ジャガード生地等で作るバッグの裏地に特におすすめしています。(表が綿素材であれば綿の裏地の方が相性が良いです。)

持ち手は共布が良いとのことだったので、少しでも持ちやすいよう、ごつくならない作り方で作るためにシンプルにしました。合皮は端を切りっぱなしでもほつれてくる素材ではないので安心です。

持ち手を本体に付ける、この工程が一番難しかったです。外付けの叩きつけはどんな生地でもバランスを考えながらするのですが、今回の生地は固く待ち針が打てなかったのでクリップで抑えながら慎重に作業しました。因みに針は14号針を使いましたが、それでもゆっくりとミシンを踏まないといけないくら固かったです。

この合皮はポップな色合いで持っていると気持ちが明るくなりそうです。色違いでブルー系もあります。(写真は撮っていないので是非見にきてくださいね。)

今回使用した生地は65㎝×50㎝の既にカットしている生地です。1つじゃ足りなかったので2つ使用して作ったら生地が余ったのでハギレでポーチとポシェットを作ることになりました。(また出来たら写真撮って投稿できればと思います。お楽しみに!)

先ほどバッグを無事にお渡しすることが出来ました。もうすぐお母様の誕生日だそうでそれに合わせて渡せることができるから嬉しいと喜んでもらいました。私たちも喜んでもらえてよかったです。

合皮のバッグ、簡単に縫いやすいですよとは言いづらいですがミシンに慣れてきた方やワンランク上のバッグを作ってみたい方には是非チャレンジしてもらいたいです。